マッチングサイトで知り合った彼氏こそ素行調査をした方が良い理由

最近では出会いの形も多様化し「マッチングサイト」を使って希望する相手との出会いを見つける女性も増えてきました。
確かに、職業や年収だけでなく、酒やタバコなどの嗜好品、共通の趣味の情報であらかじめ線引きをすれば時間を無駄にする事なく、効率的にパートナーを探し出す事ができるでしょう。
しかし、安易に見つけたパートナーとの間にトラブルが増えているのもまた事実。
中には既婚者が独身と偽って登録をしていたり、最初から本気で交際する気がない悪質な登録者もいます。
マッチングサイトの利用者の全てが悪質とは言いませんが「その登録情報が本当に正しいかどうか?」を冷静に判断することも大事な事では無いでしょうか?
実際の素行調査から見えてきた「なぜ裏付け調査が必要か」という理由を実例を交えて解説していきます。
(年収や体型での多少の見栄はお互い様…かもしれませんので、悪質でなければ大目に見ましょう笑)
- 婚姻歴を隠していた/家族構成を偽っていた
離婚歴があることは諸事情があるので仕方ないとしても、それを公表しなかった事は少なからず悪意を感じます。
同じく、親兄弟の存在などを偽っていた/あえて言わなかった…となると、その理由を明確にしておく必要はあるでしょう。
事例としては、離婚した元妻に養育費と生活費を払う義務を負っている事を隠し、マッチングサイトで新たなパートナーを探していた事がありました。
年収は平均以上あるものの、実際の手取りを見てみると平均並みかそれ以下。
さらに、子供との面会で家を空ける事もあり、それに伴う出費もバカにはならず…。
バツイチ子持ちが悪いとは言いませんが、その事実を伏せて婚活をする男に良い人はいません。
また、将来的に親族との良好な関係を継続するためにも、話と事実に大きなズレが無いか確認しておいて損は無いでしょう。
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借金があった/浪費癖があった
年収も高いし人柄も悪く無い。
趣味も多くて共通の話題もあり、何より会っていて楽しい…と思いきや、念のため素行調査をするととんでもない結果が…。
確かに年収は高かったものの、貯金はゼロ。
それどころか借金も多く、多重債務者だった事が判明した事がありました。
理由は金銭感覚が皆無だった事に加え、多趣味(しかも多額の費用が必要なものばかり)だったため、内情は自転車操業状態でした。
浮気や不倫とはちょっと事情が異なりますが、生活基盤が安定していない人と結婚した後、いらない苦労を好んでする人はいないでしょう。
余談ですが金銭感覚が低い人ほど不倫をする傾向が強いので、浪費癖がある人は予備軍と見ておいた方が良いです。
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パートナーが見つかったのにマッチングサイトの利用を続けている
マッチングサイトで知り合い、正式にお付き合いをスタート。
結婚も前提に話も進み、もはやサイトの利用は不要…のはずが?
どうやらサイトの退会もしていない上に、頻繁にログインを続けている様子。
理由を問い詰めても「なんとなく」「思い出に…」と回答を濁し、一向にサイトを辞める気配がありません。
怪しく思い素行調査をしてみると、どうやらマッチングサイトで知り合った別の女性と食事デートを楽しんでいる様子を確認。
不貞行為には及ばなかったものの、彼女が見つかった今でも「婚活」を続けていたようでした。
調査報告を元に彼氏を問い詰めた所「彼女はマッチングサイトで知り合った女性なので、もう少し様子を見たかった」と悪びれもなく主張。
一見正論のように見えますが、端的には「今付き合っている彼女を保険」にして、もっと条件の良い女性が見つかったら乗り換える気だったようです。
確かにマッチングサイトは希望条件に応じて相手を探せるメリットはありますが、それは表面上の事であって、人間性の担保はありません。
「出会ってゴール」ではなく「出会ってからがスタート」と思っていた方が賢明と言えます。
相手の人間性を証明できる共通の友人や知人がいないのであれば、その証明は自ずと自分で行う必要があるでしょう。
*実は昔から行われている結婚調査
ここでは「マッチングサイトで知り合った男性」を取り上げましたが、実は結婚前の身辺調査自体は珍しい事ではありません。
興信所を使わなくてもご両親が「彼氏ってどんな人?」と共通の知り合いに聞く事は当たり前の話で、そこに婚姻歴や犯罪歴があった場合、親としては心配になるのは当然でしょう。
(実際に、結婚や交際に反対するかどうかは別問題になりますが)
ただ、現在は昔と違って交際相手の人柄を保証できる共通の知り合いがいないケースが増えてきただけ。
その分「身辺調査」の意味が変わってきたのかもしれません。
安心安全は無料じゃ無い…という言葉がありますが、人間関係も同じ事が言えるのかもしれません。