探偵だからわかる「信用できる興信所」の見極め方。

浮気調査の費用は決して安いものではありません。
不倫の証拠を掴むためなら…という気持ちも十分にわかりますが、費用対効果を無視した調査は決してオススメできません。
決して良い話ではありませんが、興信所の中には悪質な料金設定をしているところや、価格を下げる事ばかりに気を取られて肝心の「調査の質」が良く無いところがあります。
もし、パートナーの浮気調査を検討しているのであれば、問い合わせ時に次の点に注意して下さい。
浮気調査の結果は「どこの事務所に依頼するか?」の選択をした時点で99%決まります。
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基本事項
- ■探偵届出番号
- ■事業所の住所/電話番号
- ■代表/責任者の氏名
最低限、この3つは必ず確認して下さい。
正規の探偵事務所は公安に届出を出し、必ず「探偵業届出番号」を得て営業を行なっています。
これは法令に基づいて適正に営業を行なっている証明であり、この番号を取得していない探偵事務所は違法事業所という事になります。
例え、綺麗なホームページで細部まで詳しい説明がされていたとしても、この3つのうち、どれか一つでも欠けていたら、何か怪しい…と思っていいでしょう。
裏探偵…というとドラマや小説の話だけと思われがちですが、個人事業で探偵を行なっている人の中には、この届出を出していない人も少なからず存在しています。
実際に、違法事業者が集めた証拠は裁判の際に「証拠として認められない」と判断される事があります。
せっかく多額の費用をつぎ込んで集めた証拠が何の役にも立たない…という自体に繋がりかねません。
即日、強引な契約を推し進めてくる
契約時に注意して頂きたい点に「探偵事務所で行なった契約はクーリングオフが出来ない」事を覚えておいて下さい。(電話勧誘等での契約はクーリングオフ対象です)
一度、ハンコを押してしまった後に調査中止/契約解除の申し出をした場合、それは「キャンセル」扱いになり、当然「キャンセル料」が発生します。
悪質な業者は最初からこのキャンセル料を計算に入れている事があります。
実例としては…。
- ■調査をしない/調査をした風に装う。
- ■色々な理由をつけて、調査開始日を引き延ばす。
- ■そもそも料金説明が漠然としていて曖昧。
こうして依頼者の不安を煽り「やっぱりキャンセルしたいです…」と言わせるように仕向けてきます。
相談の段階で「それ、絶対浮気です!調査しましょう!」と話を十分に聞かずに、料金表と契約書を出してくる興信所はその場で立ち去りましょう。
相手が無知/冷静な判断が出来ない状態と知っていて、そこにつけ込んで仕事をしている人にまともな人間はいません。
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見積書/契約書が発行されない
特に契約書の発行は法律で義務付けられている項目です。
このような業者に依頼をしてしまうと、わざといい加減な調査報告をし、水増し請求を行う危険性が非常に高いです。
また、浮気調査の取り決めは、本来なら非常に細かく行うものです。
いい加減な口約束で契約をしてしまうと、必要とは思えない交通費や潜入調査費まで請求されかねません。
そのようなトラブルを避けるためにも(それ以前に、依頼者に安心してもらうためにも)料金説明に関しては、納得がいくまで丁寧に行うのが原則です。
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実際に信用できる興信所を選ぶ方法
基本的には「無料電話相談」と「相見積もり」です。
これは、一番安い興信所を選ぶのではなく「一番、対応が丁寧な興信所」を選ぶようにする点が重要です。
浮気調査の費用に関しては、各事業所で料金設定が様々でこれと言った決まりはありません。
そのため、基本料金が安くオプションが高い料金設定や、込み込みプランの料金設定など様々なパターンがあります。
裏技としては「相見積もり」と同じ要領で「相調査」をしてきた依頼者もいました。
これは、浮気調査のターゲットとは異なる別の人物の調査を時期をずらして5社に依頼。
その調査報告書が一番丁寧だったところに、実際の浮気調査を依頼した…という流れでした。
探偵側からすれば「腕試し」をさせられた…と言った所ですが、確かにこの方法なら悪質な業者に騙される心配はありません。
さすがにここまで周到になる必要はないかもしれませんが、冷静さに関してはオススメしたい事例だと思いました。